徒然なるままにみえるひと７巻感想

えーと、何はなくとも、

黒　幕　。

黒幕に…!!!　ものっすごいショックを受けたんですけど…!!!!!
あまりに予期しなかった事態に、思わず本閉じて遠くに置いてしまったよ！


轟は、個人的にも好きなキャラだったんですが（みえるキャラに嫌いな人いないし）
なんか彼自身がどうこういうよりツキタケのこと想って凄い哀しくなってしまった…
その前の、マジさん語る事件の経緯だけでも相当ショックだったのに、まさかその主犯が
轟だなんて…
ガクに出逢うまで、ツキタケにとって１番大切な人は彼だったのに。

ツキタケはこのことを知ってるんだろうか。
4巻の回想シーンから考えるに知らないでいるっぽいけど、ガクと一緒に修行してるのは
復讐するためなんだろうから、やっぱり知ってるんだろうな。
それでも轟とおそろいのつなぎ着てるのには何か意味あるのかな。
単純に死んだときの服で変えられないだけなのかな。
ガクくらい悟ってたら魂の力で変えられるんだろうけど。

まぁそれはともかく、あの回想シーンでの轟が全部ウソなんだとしたら哀しすぎる。
でも霊的なものが絡んでるのは確実なんだよね。
真霧邸事件の話を読んでから、ガクツキの死因にはパラノイドサーカスが関わってるんだろうな
とは思ってたけど、7巻でコクテンの設定読んでますますその線を色濃く感じたんですけど。
だからと言って、轟がコクテンの異天空間によって操られてたって考えるのは安易すぎるかな。
物語中、コクテンがツキのこと気に掛けるようなこともなかったし。
そもそも「闇の女王」自体そんな永続的に使えるような能力じゃないだろうしね。
ガクの言い方からして轟自身に何かしらの霊力みたいのがあるって考えた方がいいのかな。
動機としては、雉ノ葉豪造氏に強引に持ってかれたツボの持ち主である貿易商ってのが
轟父とかで、それがきっかけで借金背負い込むハメになって一家心中したからその復讐とか？
（何でも結びつけるな。そしてそれが動機にしてはやってることがデカすぎるから。）
でもきっと雉ノ葉父は関与してるんだろうな…。

あぁ・・たかが4ページで語りすぎ・・
でもアレだなぁ、うたかた荘の住人たちは故人だって知ってたワケだけど、ガクツキといい
エージといい、改めてその死に関する話を目の当たりにするとツライなぁ・・・
実際読むまでそんなこと思いもしなかった。
読めて良かったのか、読めない方が良かったのか…（いやそれは前者だろ）

じゃあまぁそれは読めて良かったとするけど、（じゃあって…）岩代先生も言ってる通り
最終話は本誌でのあの話でいいと思う。
本当に「みんなでうたかた荘」ってのは、別に改めて見てもなーて思った。
や、嬉しかったし楽しかったけどね。
「結婚前提のお付き合い」な感じにラブい冬悟とひめのんは可愛かった！
イチャイチャオーラ全開のキヨイとコクテンも！
あと、水・風・火の三人が黄金年中組みたいな感じがしてスゴイ好きになった！
いいなぁこの腐れ縁な感じvv
つか正宗が実はすごい好きな顔だってことに気付いた！えーなにこの人！（お前が何だ）
でもなんで最後脱いでたんだろう・・（笑）
あとみんなそうだけど、師匠との関係がいいよなぁ。
表紙、先代たちもみんないて嬉しかった！そしてやっぱり年中組がいい！（年中組言うな）
うぅぅ　みんなみんな、本当に大好きだっ！！！

あ、最終話、ツノ無しだったキヨイがコマごと描き直されてましたねw
つか、グレイの「キヨイへの想いは忠誠のそれではなく愛」て…！どぉゆーことだそらぁ一体。
うちで言う「年中組→サガ」みたいなもの！？そういうことにしておくよ？私は。


そしてどうでもいいんだけど、前々から作りたかったみえるひと年表を作ってみた。
かなり曖昧だし間違ってるトコもあるだろうけど。
ガクとツキタケの出会いを、どこに入れるか悩んでます。
最後の項目の半年前で、ガク19歳ってのは分かってるんだけど、それがどこになるのか…。
あの、補導されてる時が高校何年のときかによるんだよなー。
パラノイドとの全面戦争は、第四十三譚で14年前ってなってるけど、どう考えても10年前なので
そのようにしました。

▼あまり資料性のない年表